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生年月日をパスワードにするよう指定 子育て支援サイトが話題 パスに認証以外の役割があった

神奈川県の子育て支援サイト「かながわ子育て応援パスポート」が、利用登録の際にパスワードを子供の生年月日にするよう指定している。指摘を受け、今後改修する。

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 神奈川県の子育て支援サイト「かながわ子育て応援パスポート」が、利用登録の際に子供の生年月日をパスワードにするよう指定していることがTwitterで話題になっている。指摘を受け、県は仕様を修正する予定。

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 かながわ子育て応援パスポートは、小学校6年生以下の子供を持つ子育て世代向けに、特典やサービス、支援施設などの情報を発信しているWebサイト。利用登録時にパスワードの設定画面で「最年少のお子さんの生年月日を半角数字で入力してください」と求めている。生年月日の書式になっていない場合は登録できず、設定後の変更はできない。

パスワードに認証以外の役割

 県によると、パスワードに生年月日を指定しているのは、同サイトのパスワードがアカウント認証の他に、生年月日を確認する役割も持っているからだという。同サイトのサービスは12歳になって最初の3月31日以降に使えなくなるが、有効期限を判定するためにパスワードを参照する仕組みにしている。メールアドレスと生年月日以外に扱う個人情報が無いためこのような実装になったという。

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 今回の指摘を受け、県は「本来なら生年月日とは別にパスワードを設定して認証するべきであり、今後はそのように改修する」としている。すでに登録しているユーザーには改修でき次第パスワードの変更を求める。

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