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Sansan、紙の名刺作成サービスを独立化 オンライン名刺との併用ニーズ増で
Sansanが、名刺の作成や発注をオンラインで行えるサービスを、名刺管理サービス「Sansan」から独立したサービスとして提供する。オンライン名刺が普及する一方、紙の名刺を使い続けたり、2つを併用したりする人が多いことを踏まえた施策という。
Sansanは11月26日、名刺の作成や発注をオンラインで行えるサービス「Sansan名刺メーカー」について、独立したサービスとして提供を始めた。これまでは名刺管理サービス「Sansan」のオプションとして提供していたが、今後はSansanを導入していなくても利用可能にする。オンライン名刺が普及する一方、紙の名刺を使い続ける人や、併用する人が多いことを踏まえた施策という。
Sansan名刺メーカーは、紙やオンライン名刺用データの作成、管理部門への発注依頼などをオンラインで行えるサービス。これまではSansanの管理画面上でのみ使えるサービスだったが、独立したバージョンは「Google Workspace」上で使えるサービスとして提供。各種操作をGmailの画面上で行えるようにした。
利用料は1アカウント当たり年額1500円(税込)。Google Workspaceは別途契約する必要がある。Sansan名刺メーカーについて同社は、これまでSansanを利用していなかった企業の利用を見込むとしている。
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