AWS、ロボットフリート管理サービス「AWS IoT RoboRunner」提供開始
Amazon.com傘下のAWSは、ロボット管理サービス「AWS IoT RoboRunner」を発表した。多様なロボットを導入している物流倉庫や工場向けに、それらのロボットを単一システムビューで管理するインフラを提供する。
米Amazon.com傘下のAWSは11月29日(現地時間)、今年で10回目になる技術系カンファレンス「re:Invent」を開催し、新ロボットフリート(フリートは集団という意味)管理サービス「AWS IoT RoboRunner」(以下「RoboRunner」)を発表し、パブリックプレビューの提供を開始した。
RoboRunnerは、例えばAmazonのフルフィルメントセンター(物流倉庫)や工場など、複数の種類のロボットを稼働させる企業を対象に、単一のシステムビューからロボットを管理するインフラを提供する。
無人搬送車、自律移動ロボット、ロボットアームなどを異なるベンダーから導入すると、それらを1つのシステムに統合するのは困難なため、そうした異種フリートを連携するアプリの構築を支援する。
RoboRunnerは、フリート全体の集中データリポジトリ、特定施設内の宛先をモデル化するためのレポジトリ、ロボットが実行するすべてのタスクを追跡するレポジトリを提供する。
AWSはまた、ロボティクス関連新興企業を支援する「AWS Robotics Startup Accelerator」も発表した。4週間のプログラムで、AWS Robotics Solutionによるハンズオントレーニングや、メンタリング(指導)、1万ドルのプロモーションクレジットなどの多様なメリットを提供する。詳細は専用サイトを参照されたい。
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