「PayPayカード」正式発表 支払額の1%をPayPayボーナスで受け取れるクレカ
キャッシュレス決済サービス「PayPay」のブランドを冠したクレジットカード「PayPayカード」がZホールディングス傘下のPayPayカード社から登場した。年会費は無料、12月1日から募集を始める。
Zホールディングス(ZHD)傘下のPayPayカード社(東京都千代田区)は11月30日、キャッシュレス決済サービス「PayPay」のブランドを冠したクレジットカード「PayPayカード」を発表した。年会費は無料、12月1日から募集を始める。Visa、Mastercard、JCBから選択できる。
PayPayカードは、利用額の1%をPayPayで使えるポイント「PayPayボーナス」として付与する。デザインは縦と横から選択でき、券面は番号やセキュリティコードを表記しない「ナンバーレス」仕様。タッチ決済機能も搭載する。カード情報はWebの会員メニューでも確認できるため、カードが届く前に、PayPayやECサイトなどで利用できる。
PayPayカードからPayPay残高へのチャージにも対応。PayPayへの残高チャージはボーナスの進呈対象外ではあるが、キャンペーンとして同カードをPayPayの支払い元に設定すると、PayPay利用で受けられる還元(0.5〜1.5%)に加え1%還元を上乗せ。合計最大2.5%の還元が受けられるという。終了時期は未定だ。
ZHD傘下のECサイト「Yahoo!ショッピング」や「LOHACO」とも連携。同サイトらをPayPayカードで決済した場合は、1%のPayPayボーナスと1%のTポイントを上乗せし、合計3%のポイントを付与をする。
PayPayアプリでPayPayカードを利用するには、バージョン 3.21.0以降へのアップデートが必要。Android版は12月1日以降順次提供を始め、iOS版は近日中に提供する予定。
PayPayカード社は、前身であるヤフー傘下のワイジェイカードから社名変更する形で21年10月に営業を開始している。
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