Salesforce、COOのブレット・テイラー氏を共同CEOに任命

SalesforceはCOOのブレット・テイラー氏をマーク・ベニオフ氏との共同CEOに任命した。テイラー氏は前日にはTwitterの取締役会長に任命されている。

[佐藤由紀子，ITmedia]

ブレット・テイラー氏（画像：Salesforce）

　米Salesforceは11月30日（現地時間）、ブレット・テイラーCOO（最高執行責任者）を取締役副会長兼共同CEOに任命したと発表した。

　同社の創業者で会長兼CEOのマーク・ベニオフ氏は発表文で「ブレット（テイラー氏）は驚異的な業界のリーダー。（中略）彼を共同CEOにできて幸せだ」と語った。

ブレット・テイラー氏（左）とマーク・ベニオフ氏（ベニオフ氏のTwitter投稿より）

　テイラー氏（42）は米Googleや米Facebookを経て2012年にソーシャルワープロのQuipを立ち上げ、2016年にQuipがSalesforceに買収された際に同社入りした。

　2016年から米Twitterの取締役を務めており、Twitterのジャック・ドーシーCEOの退任に合わせ、会長に任命された。

　ベニオフ氏は2018年にも当時のCOO、キース・ブロック氏を共同CEOに任命したが、ブロック氏は2020年に退任し、ベニオフ氏は再度単独のCEOに戻っていた。