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固定電話で「迷惑電話自動ブロック」 専用機器不要、KDDIが日本初提供
KDDIが迷惑電話を自動的に遮断する固定電話用サービス「迷惑電話自動ブロック」を日本で初めて提供する。専用機器の設置は不要で、月額利用料は330円。
KDDIは12月9日、特殊詐欺や悪質セールスなどの迷惑電話を自動的に遮断する固定電話用サービス「迷惑電話自動ブロック」を2022年2月16日から提供すると発表した。同社の固定電話サービス「ケーブルプラス電話」のオプションサービスで、専用機器の設置は不要、月額利用料は330円(税込)。専用機器のいらない遮断サービスは日本初という。
トビラシステムズ(名古屋市)の「迷惑電話番号データベース」を活用。警察や自治体などから収集した約3万件の迷惑電話の番号情報を基に、ネットワーク上で迷惑電話を遮断する。国際電話詐欺の対策も可能。遮断した電話の着信履歴は「My au」(旧auお客様サポート)で確認できる。
これまで、固定電話への迷惑電話を遮断するには、専用機器を追加で設置するか、迷惑防止機能付き電話機を買う必要があった。迷惑電話自動ブロックはネットワーク上で着信を遮断するため、専用機器が不要という。
KDDIは2月にも「国際ワン切り詐欺」対策の一環として、スマートフォン向けに日本国外からの着信を拒否する機能の提供を始めるなど、悪質な電話への対策を続けている。
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