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デジタルで遊ぶ大人のチェキ! 豊富なエフェクトとBluetooth搭載の「instax mini Evo」 スマホ写真もプリント荻窪圭のデジカメレビュープラス(1/4 ページ)

最新のデジタルでBluetooth搭載の「instax mini Evo」が面白い。デジタルらしくフィルターやらレンズ効果をふんだんに搭載。スマートフォンの写真も転送してプリントできる。

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 今なおバリバリの現役として最前線に立っている(何の最前線かは知らないけど)アナログカメラといえば、インスタントカメラの「チェキ!」である。たぶん。


クラシックなコンパクトカメラっぽいデザインが楽しいハイブリッドチェキ。いかにもなデザインが楽しい

 今はチェキといっても、丸っこくてアナログな昔ながらインスタントカメラもあれば、デジタルで撮影してそれをプリントするデジタルなチェキもあってなかなかのバリエーションなのだが、最新のデジタルでBluetooth搭載の「instax mini Evo」が面白いのだ。

 これの面白さは3つ。

 1つめはデザインや操作上のギミック。本格的なおもちゃっぽさがたまらない。

 2つめはデジタルらしくフィルターやらレンズ効果やらがふんだんに用意されていること。それもダイヤルを回してセットするという操作感が楽しい。

 3つめはBluetoothを使ってスマートフォンの写真を転送してプリントできること。チェキプリンターとして使えるのだ。


instax mini Evoで撮ったものとiPhone 13 Proで撮ったものが混じってるけど、こうしてみるとやっぱプリントは楽しいという当たり前の結論になるのだった

巻き上げレバー風のプリントレバーが楽しい

 レトロなコンパクトカメラ風デザインの「instax mini EVO」。似たようなデザインの「instax mini 90 ネオクラシック」があったけど、あっちはアナログの(つまりフィルムに直接露光させるタイプ)チェキ。こっちはデジタルのチェキだ。

 デジタルカメラなのでいったんデジタルで撮影をし(内蔵メモリもあるし、microSDカードも使える)、プリントしたいものだけ無駄なく出せるのでコストがかかるフィルムも節約できる(逆に、何枚でも焼き増しできるので時には逆になりそうだけど)。

 カメラは1/5型とちいさなセンサーなるも約500万画素。そもそもインスタントフィルムの解像度は大して高くないので問題はない。レンズは28mm相当のF2.0。写りはちょっと前の廉価なスマートフォンのカメラくらいと思っていい。

 面白いのが撮影スタイル。

 まず、シャッターボタンが2カ所にある。

 1つは縦位置用。従来のチェキに近い場所だ。シャッターボタンの下には自撮り用のミラーがある。


正面から。フロント部に電源スイッチ、縦位置用のシャッター、そして自撮り用のミラーがある

縦位置で撮ったガスタンク。なんとも昔のデジカメっぽい風合いなのが妙にチェキに似合う

 自撮りするときは逆さに持つと指でミラーが隠れなくていい。


逆さにすると指でミラーが隠れない。自撮りしてもらってるの図。そうすると逆さに撮れちゃうけど、再生時に画像回転すれば良い

自撮りした1枚。「レトロ」モードで撮ってみた

 もう一つは横位置用。今回、カメラのデザインをクラシックカメラ風にしたので横位置用のシャッターもあるのだ。

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