速報
Tesla車走行中にドライバーがゲームをプレイできる問題、米当局が調査開始
Tesla車の昨年12月のOTAアップデート以降、走行中でもドライバーがゲームをプレイできるようになっている。米当局NHTSAは、この問題について正式調査を開始した。
米運輸省道路交通安全局(NHTSA)は12月21日(現地時間)、米Teslaの自動運転車で、走行中にドライバーがダッシュボードでゲームをプレイできるようになっている件の正式調査を開始した。
NHTSAはレジュメ(PDF)で、2020年12月のソフトウェアアップデート後、「Passenger Play」機能搭載モデルで、走行中でもフロントセンターにあるディスプレイでゲームをプレイできるようになっており、これはドライバーの気を散らす危険があるとしている。
Tesla車には数年前からダッシュボードでゲームをプレイする機能が搭載されているが、アップデート前には、停車中にしかプレイできないようになっていた。
調査の対象となるのはModel 3/S/X/Ynの2017年〜2022年モデル。
NHTSAはAssociated Pressに対し、「これまでにゲームプレイ機能についてTesla車オーナーから苦情が1件あった」と語った。こうした調査はリコールに繋がる可能性がある。なお、レジュメにはこの問題によって発生した事故は記載されていない。
関連記事
- Tesla車の複数の緊急車両衝突事故について米交通当局が正式調査開始
米運輸省道路交通安全局(NHTSA)はここ数年のTesla車による緊急車両衝突事故について調査を開始した。自動運転中の運転タスクへのドライバーの関与を監視、支援、実施するために使われる技術と方法を評価する。 - AMDのAPUとGPU、Teslaが「Model S」と「Model X」で採用
AMDは、Teslaが「Model S」と「Model X」の新モデルでRyzen APUとRDNA2アーキテクチャに基づくGPUを採用したと発表した。インフォテインメントシステムでAAAゲームを10テラフロップスでプレイできる。 - Teslaにレーシングゲーム「Beach Buggy Racing」、ステアリングでプレイ
TeslaのマスクCEOがE3に登壇し、Teslaの車両のディスプレイとステアリングでレーシングゲームをプレイできるようにすると語り、プレイ動画を披露した。 - Tesla、次期車載ソフトアップデートでアタリの懐かしいゲーム追加へ
Teslaが8月中にOTAで公開する予定の車載ソフトウェアのアップデートで、米Atariのクラシックゲームをイースターエッグとして追加するとイーロン・マスクCEOがツイートした。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.