ニュース
AWSで一時障害、原因はデータセンターの電力消失 SlackやTrelloにも影響か
AWSの北バージニアリージョンで、12月22日午後9時半(日本時間)ごろから障害が発生している。原因はデータセンターの電力消失。AWSの一部サービスでは23日午前10時半現在でも影響が続いている。
米Amazon Web Servicesが提供するクラウドサービス「AWS」の北バージニアリージョンで、12月22日午後9時半(日本時間)ごろから障害が発生している。同じタイミングで「Slack」「Trello」といったサービスも一時的に不安定になっており、影響を受けたとみられる。原因はデータセンターの電力消失。すでに電源は復旧しているものの、AWSの一部サービスでは23日午前10時半現在も影響が続いている。
クラウド計算環境「Amazon Elastic Compute Cloud」(EC2)やEC2で利用できるストレージ「EBSボリューム」に加え、「AWS Directory Service」といった認証サービス、アプリケーション実行環境「AWS Elastic Beanstalk」でエラーが増加するなどの問題が発生した。
このうち認証サービス以外の障害は解決済み。残りの問題にも対応中で、徐々に改善する見込みという。SlackやTrelloなど、影響を受けたと見られたサービスはすでに復旧している。
関連記事
- AWS障害、5時間でほぼ復旧 気象庁Webサイトなどに影響【各サービス復旧状況を追記】
米Amazon Web Services(米AWS)が提供するクラウドサービス「AWS」の東京リージョンで、2月20日午前0時ごろに障害が発生した。発生から約5時間がたった午前5時ごろまでに大部分は復旧。AWSを利用するオンラインゲームなどに影響が出た他、気象庁の公式サイトも同時刻に一時接続できない状態になった。 - AWS障害、“マルチAZ”なら大丈夫だったのか? インフラエンジニアたちはどう捉えたか、生の声で分かった「実情」
AWSの障害に、各社はどのように対応したのか。ITmedia NEWS編集部では問題に直面した企業やエンジニアに聞き取り調査を行った。生の声から、実情が見えてきた。 - AWS、12月7日の大規模障害について説明 ステータスページの改善を約束
AWSで12月7日に発生した大規模障害について、同社が説明した。顧客が状況を把握しやすくするため、来年初頭にもステータスページを改善する計画。この障害ではDisney+や日本の任天堂などの他、Amazonの配送も影響を受けた。 - AWS障害、どうすれば回避できた? 冗長性はどこまで? AWSのパートナー企業に聞く
思わぬ大障害に発展し、復旧に時間を要したAWS東京リージョン。その回避方法はあったのか。これからの対応の指針とすべく、AWSの最上位パートナー認定を取得している企業に話を聞いた。 - AWS障害、大部分の復旧完了 原因は「サーバの過熱」
米AWSは午後8時18分、クラウドサーバの復旧がほぼ完了したことを明らかにした。制御システムの障害により、サーバの温度が上がりすぎたことが原因だったという。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.