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iPhoneに新設された「故人アカウント管理機能」は何をもたらすのか(1/3 ページ)

Apple IDを持つ利用者が、自分の死後に特定の相手にiCloud上のデータを託すために使う機能について解説する。

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 先日リリースされたiOS 15.2、iPadOS 15.2、macOS 12.1から、Appleの情報端末で「故人アカウント管理連絡先」が設定できるようになった。

 WWDC 2021で発表された「デジタル遺産プログラム」(Digital Legacy Program)を体現する機能で、秋の予定だったものが少しずれ込んで実装された形だ。

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iCloud上のデータを死後に託すための機能

 この機能はApple IDを持つ利用者が、自分の死後に特定の相手にiCloud上のデータを託すために使う。端末の設定メニューで「故人アカウント管理連絡先」を指定すると、指定した人に対し、データを見ることができるアクセスキーが送られる仕組みだ。Apple IDを持たない人でも指定可能だが、アクセスキーを申請できるのが13歳以上の人に限られる点は留意したい。

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iPhoneでの「故人アカウント管理連絡先」設定画面。「設定」-「ユーザー名」-「パスワードとセキュリティ」と進む
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連絡先に指定した相手にメッセージを送ることで、設定したという事実を共有する
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