米特許取得ランキング、中国が急上昇
米特許商標局(USPTO)が2021年に企業に対して発行した特許に関する調査結果をIFI Patent Intelligenceが発表した。企業別ではIBMが29年連続首位を守った。国別で中国が大きく上昇し、4位だった。
特許件数を調査している米IFI Patent Intelligenceは1月11日(現地時間)、米特許商標局(USPTO)が2021年に企業に対して発行した特許に関する調査結果を発表した。企業別特許取得件数では米IBMが29年連続の首位を守った。
IBMの取得特許数は前年比5%減の8682件。IBM、Samsung Electronics、キヤノンという上位3社のランクは過去10年不動だ。
USPTOが2021年に発効した特許の総数は前年比7%減の32万7329件だった。国別では、1位が15万801件の米国、2位は大きく引き離された日本(4万7105件)で、韓国(2万1264件)、中国(2万679件)、ドイツ(1万4663件)がそれに続く。中国のみ、前年比で特許承認数が昨年から大きく増加した。これにはHuawei(2770件)が大きく貢献した。Huaweiは昨年の9位から5位にランクアップした。トップ50に4社の中国企業がランクインしている。
日本企業としては、キヤノン(3位)、トヨタ(12位)、ソニー(16位)、セイコーエプソン(23位)、ホンダ(24位)、三菱電機(26位)、パナソニック(27位)、デンソー(32位)、シャープ(38位)、NEC(41位)、リコー(46位)、東芝(47位)、村田製作所(49位)、富士フイルム(50位)の14社がランクインしたが、ホンダの横ばい以外はいずれも承認数が前年より減っている。
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