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米連邦政府のコロナ検査キット5億個無料配布ページ、前倒しで開設
米連邦政府は全米国民に新型コロナ検査キットを無料配布するWebサイトを開設した。住所と氏名を入力するだけで4個までのキットを申し込める。政府は5億個を用意しており、申し込みから7〜12日で届くとしている。
米連邦政府は1月18日(現地時間)、家庭で使える新型コロナ検査キットを国民に無料配布するためのWebサイトCOVIDTests.govを予定より1日早く開設した。米国在住の米国民であれば、住所と氏名を入力するだけで1家族4個までの検査キットを無料で入手できる。申し込みから7〜12日以内に届く。
ジョー・バイデン大統領は2021年9月、迅速なテストキット作成に20億ドルを、在宅検査キット調達に10億ドルを投じると発表し、12月には無料在宅検査キットの提供について発表した。18日に開設されたWebサイトは、14日に発表されたものだ。
バイデン政権はこの取り組みのために10億個の検査キットを購入した。18日にスタートした最初のプログラムでは、5億個の検査キットを配布する。キットはPCRではなく、米食品医薬品局(FDA)が承認した在宅迅速抗原検査だ。
基本的にWebでの申込みだが、Webにアクセスできない人々のために専用電話回線も用意した。
Webサイトには、検査結果が陽性だった場合の次のステップなどについても説明がある。
米連邦政府はこの他、全米2万カ所の無料検査所も開設している。
米疾病対策予防センター(CDC)によると、米国のこれまでの感染者数は6600万人以上で、死者は85万人を超えた。
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