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GMOがサイバーセキュリティ事業に参入 国内最大規模のホワイトハッカー組織を子会社化
GMOインターネットグループは、サイバーセキュリティ事業への参入を発表した。92人のホワイトハッカーが所属するサイバーセキュリティ企業イエラエセキュリティの株式(約92億円分)を取得し、子会社化する。
GMOインターネットグループは1月24日、サイバーセキュリティ事業への参入を発表した。92人のホワイトハッカーが所属するサイバーセキュリティ企業イエラエセキュリティ(東京都渋谷区)の株式(約92億円分)を取得し、子会社化する。
今後は、両社で新たなセキュリティサービスの開発に取り組む。GMOインターネットグループの研究拠点である「GMOタワー」内には「GMOサイバーセキュリティセンター」を新設し、トップエンジニアやホワイトハッカーの育成、人材交流に力を注ぐという。
GMOはサイバーセキュリティ上の課題について「サイバー攻撃の高度化が進む一方で、それに対する防衛能力を持つホワイトハッカーや法人側の対処経験不足、防衛力格差が大きな問題にある」と指摘。「イエラエセキュリティの持つ技術力と人材が、グループの技術力向上と次世代人材の育成に大きなシナジーがあると見込んだ」としている。
イエラエセキュリティは3月に「GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社」へ商号を変更する予定。
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