日本のホワイト企業ランキング、トップ10中5社がIT系 2位はFacebook Japan 1位は?:就職人気から占う今後のIT業界
日本で最も「ホワイト」な企業はどこか。就活スクールを展開するAvalon Consulting内の「ホワイト企業総合研究所」が調べたところによると、1位はグーグルだった。
就職人気から占う今後のIT業界:
エンジニアをはじめとするIT人材は今やIT業界のみならず、さまざまな業界のDXを支える存在だ。このコーナーでは、調査会社などが発表している就職人気ランキングから、向こう数年のIT業界・IT人材動向のヒントを探っていく。
日本国内でホワイト企業と呼ばれる企業の“ホワイト度”は? 就活スクールを展開するAvalon Consultingが運営する「ホワイト企業総合研究所」が発表したランキングによると、1位はグーグルだった。
調査期間は21年1月から12月まで。対象企業(解析可能な1万3000社)に対し、厚労省統計情報・白書、IR情報、複数の調査会社から参照。職場環境、ワークライフバランス、給与・福利厚生、成長環境、事業見通し、財務諸表などを指標に“ホワイト度”を算出したとしている。
トップ10は、2位がFacebook Japan、3位はアマゾンウェブサービスジャパン、4位はエミレーツ航空、5位は三菱商事、6位は伊藤忠商事、7位はオートデスク、8位は三井物産、9位はヴイエムウェア、10位はリクルートマネジメントソリューションズがランクインした。トップ10のうち、5社がIT関連企業となる。
それ以降は、11位がサントリーホールディングス、12位はシスコシステムズ、13位はセールスフォース・ドットコム、14位は日本マイクロソフト、15位はプルデンシャル生命保険、16位は旭化成、17位は三井不動産、18位はアカマイ・テクノロジーズ、19位は井上特殊鋼、20位はマースジャパンリミテッドだった。
その他のIT企業は、21位にマイクロソフトディベロップメント、24位にエクスペディアホールディングス、26位にApple Japan、29位にブルームバーグ・エル・ピー、32位にマウスワークス、35位にBooking.com Japan、37位にシーメンスEDAジャパン、39位に電通国際情報サービス、49位にTwitter Japan。全体として外資系のIT企業が上位にランクインする傾向が読み取れる。
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