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ビデオ通話でコロナ検査し即時証明書発行 コロナ禍でのアメリカ入国ではIT活用シリコンバレーから見た風景(1/5 ページ)

前回とは逆。日本から米国に戻るときのコロナ対策はどのようになっているのでしょうか。

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 前回は、コロナ禍における米国から日本に帰国する際の隔離措置について紹介しました。逆に、日本から米国に戻るときにはどのようなことが起きるのでしょうか?

 米国は日本に比べてコロナの感染状況がはるかに深刻ですが、その水際対策についてはあまり知られていません。今回は日本から米国に戻る際に気になったこと、興味深かったことを紹介したいと思います。

 米国在住の私の体験に基づいて記述しています。アメリカ入国時のビザの種別、入国前の滞在場所、ワクチン接種状況など、さまざまな条件によりアメリカ入国時に必要となる対応が異なります。変更も頻繁に行われています。旅行・出張を検討する際には自分の条件に合った最新情報を必ず確認してください。

コロナの陰性証明書とビデオ通話による検査サービス

 まずは陰性証明書。日本入国と同様、アメリカに入国するには陰性証明書が必要です。

 以前は出発前3日以内の検査で良かったのですが、オミクロン株が出てきた11月からは期間が短縮されて出発前1日以内に変更になりました。日本から米国に向けて出発するフライトの前日か当日に検査を受けて陰性証明書を入手する必要があります。

 日本でも検査機関が増えたとはいえ、この条件を満たすのは結構大変です。東京近郊に滞在している場合は検査機関の選択肢は多いのですが、地方の場合は東京に前泊して検査を受けることが必要になるかもしれません。

 また、土日祝日や年末年始に検査を受けられる検査機関は限られるので注意が必要です。最近は検査場も混み合っていて予約が取りづらいと聞きますし、検査結果が出るまでの時間もかかることがあるようです。余裕をもって計画したいところですが、出発前1日以内という条件だと結構ギリギリな対応になるのは避けられないでしょう。

 このような背景から、私はeMedが提供しているビデオ通話による検査サービスを利用しました。

 これはビデオ通話をしながらテストキットを用いた検査を実施することで、アメリカ入国時に必要となる正式な陰性証明書が得られるという優れものです。

 採取した検体を検査機関に郵送する必要もなく、自分の手元で全て検査が完了します。またビデオ通話での検査は毎日24時間対応しているので、ネットにつながってさえいれば、まさにいつでもどこでも検査が可能です。私はユナイテッド航空が海外から米国に戻る時に使える検査方法として勧めていたeMedのものを使用しました。

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eMedの検査サービスのテストキット。ビデオ通話と陰性証明書発行に対応したもの
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