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CES 2022オンライン向けプレスカンファレンス映像を「格付け」する(7/7 ページ)
西田宗千佳さんの恒例、CESで登場した主要企業のプレスカンファレンス評価記事。今回はオンラインのみでお届け。
サムスン
例年、プレスカンファレンスの一番人気はサムスンだ。家電・スマホの両面で大きな力があり、CESをリードする存在になっているのは間違いない。
2022年に関してはプレスカンファレンスはなかった。ただし、同日最後に「基調講演」が予定されていたため、基調講演とプレスカンファレンスを兼ねた形でイベントが行われた。
プレスカンファレンスはあくまでプレス向けなので、リアル開催の場合でも、そこまで広い部屋は用意されない。だが基調講演となると、CES参加者全てに参加の権利があるので、より大きな会場が使われる。サムスンの基調講演も、今回のCES会場の中では最大級のスペースを使い行われている。
基本的には壇上の基調講演を中継する形なのだが、それだけで終わらなかったのは良い試みだった。
あえてCGと合成し、リアルの参加者と映像配信での参加者が見るものが「違う」という演出がなされていたのだ。
内容もよく練られていた。基調講演なので製品のアピールだけ、というわけにはいかないのだが、環境対策から技術ビジョンまでを、飽きにくい構成と映像で組み立てている。相当力が入っていたのは間違いない。
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