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安全ヨシ! 電気作業中の事故事例を探せるページを経産省所管の法人が公開
製品評価技術基盤機構電気設備の工事や作業中に起きた事故をまとめたWebサイト「詳報公表システム」を公開した。事故の種別と被害、発生場所、原因、再発防止策などを検索できる。
経済産業省が所管する製品評価技術基盤機構(NITE)は1月31日、電気設備の工事や作業中に起きた事故をまとめたWebページを公開した。事故の種別と被害、発生場所、原因、再発防止策などを掲載する。
事故の発生場所や「感電」「電気火災」などのカテゴリーで事故の詳細データを検索できる。事故の詳細は「電気室で調査のため高圧盤内に手を入れてカメラで設備を撮影していたところ、設備の充電部に手が触れ、従業員1人が感電負傷」「原因は作業者の過失で、再発防止策は高圧盤内の前面に防御板を設置」などのように記載している。
事故が特定できないよう、社名や事業場名は削除。検索結果はCSVファイルとしてダウンロードでき、事故の未然防止、従業員教育の教材などに活用できるとしている。
経済産業省には年間約500件の電気事故情報が寄せられる。これまでは地域ごとに情報をまとめていたが、検索機能が無かった。2021年12月に同省が、事故情報を詳細かつ全国規模で収集し、より活用しやすい形で公開するよう求めたため、NITEが国内初のデータベースとして制作したという。
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