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トヨタG、データを日本だけに置くクラウドストレージ開発へ グループ内で展開目指す
豊田通商システムズが、データを国内のデータセンターのみに保存するクラウドストレージサービスを開発する。主にトヨタグループの企業向けに提供するという。データの置き場所を限定し、他国からの開示請求などを気にせず情報を保存できる環境を目指す。
トヨタグループが独自のクラウドストレージを開発する。データセンターの設置場所を日本に限定することで、他国からの開示請求などを気にせず情報を保存できる環境を目指す。傘下でグループ企業向けにITサービスを販売する豊田通商システムズが、1月31日にサービスの提供を発表した。
新サービスはトヨタグループの企業を中心に、DX(デジタルトランスフォーメーション)に取り組む企業へ提供する予定。サービスの名称など、詳細は後日発表する。開発や提供に当たっては、同日に業務提携を発表したSaaSベンダーのファイルフォース(東京都千代田区)と協力する。
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