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Yahoo! JAPAN、欧州からの接続遮断へ 「法令順守の対応コスト面からサービス継続不能」
ヤフーが、欧州経済領域とイギリスにおけるYahoo! JAPANのサービスを4月6日に終了する。法令順守の対応コスト面から、継続的なサービスの提供が困難であると判断したとしている。
ヤフーは2月1日、欧州経済領域(EEA)とイギリスにおけるYahoo! JAPANのサービスを4月6日に終了すると発表した。法令順守の面から継続的なサービスの提供が困難と判断した。対象地域からは、同サービスへ接続できなくなる。
接続できなくなるのは、ヤフーが提供する「Yahoo!ニュース」や「検索」「ヤフオク!」「PayPayフリマ」など。出前館やアスクル、GYAO!など提携企業のサービスは引き続き利用できる。
ユーザーへの影響を考慮して、Yahoo!メール、Yahoo!カード、電子書籍サービス「ebookjapan」は例外的に提供を継続。Yahoo!メールはアドレスの新規取得や変更、有料サービスの新規購入などの機能を制限する。
Yahoo!プレミアムなど、月額利用料が発生するサービスは、4月の利用料が発生する前に停止や解約などの手続きが必要。
サービス終了の理由についてヤフーに問い合わせたところ「法令順守のための対応コストの観点で継続不能と判断した。具体的な関連法令などは回答できない」と答えた。
【編集履歴】2022年2月1日午後9時45分 接続遮断の対象サービス、非対象サービスの例を追記しました。
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