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アイリスオーヤマの“偽サイト”被害が増加中 大阪府警など相次ぎ注意喚起
「アイリスプラザ」を装った偽サイトの被害が増えているとして、1月下旬に兵庫県警や大阪府警が相次いで注意喚起を行った。現在27件の偽サイトを確認している。
アイリスオーヤマの公式通販サイト「アイリスプラザ」を装った偽サイトの被害が増えているとして、1月下旬に兵庫県警察サイバー犯罪対策課や大阪府警察本部・府民安全対策課が相次いで注意喚起を行った。
偽サイトはアイリスプラザからロゴや商品写真を転載して公式サイトになりすまし、割安な価格で販売しているように見せかけて個人情報やクレジットカード番号の入力を求める。アイリスオーヤマによると実際に「個人情報を送った」「支払いをしてしまった」という相談を複数受けているという。
アイリスオーヤマが偽サイトを最初に発見し、そのURLとともに注意喚起したのは21年3月。その後も偽サイトは増え、既に閉鎖されているものを含めてこれまでに27件のURLを確認している。
こうした偽装サイトでは検索エンジンで社名を検索した際、公式サイトより上に表示される広告を誘導に使うケースもある。大阪府警は「大幅な値引きや限定商品などの表示には特に注意。買い物は、SNSなどに表示される広告からではなく、正規ホームページや正規アプリから行いましょう」と呼びかけている。
アイリスプラザの正しいURLは「www.irisplaza.co.jp/」。
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