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1日のドコモ障害は「IPv6シングルスタック方式」導入の影響 サーバ負荷上昇で制限
ドコモは2月1日に発生した通信障害について、「IPv6シングルスタック方式」の導入時にサーバの負荷が上昇したことが原因だったと明らかにした。
ドコモは2月7日、spモードなどのモバイルサービスで1日に発生した通信障害について、「IPv6シングルスタック方式」の導入時にサーバの負荷が上昇したことが原因だったと明らかにした。
通信障害は1日の午前7時30分から午後0時13分まで約4時間40分にわたり発生。全国の約1万8000人が影響を受けた。
電気通信事業法などによれば、3万人以上に影響する通信障害が1時間以上続いた場合は重大事故として総務大臣への報告が必要になる場合がある。今回の場合、3万人の基準を下回ることから、報告義務は発生しないとみられる。
ドコモは同日に、IPv4アドレスの枯渇問題を受けてユーザーの端末にIPv6アドレスのみを割り当てるIPv6シングルスタック方式を導入。サーバの負荷が上昇したことで通信を制限する信号がユーザーの端末に送信されたとしている。
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