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携帯3社の下り通信速度は150Mbps超、楽天モバイルは33.8Mbps ICT総研調べ

ICT総研は全国60地点でのスマートフォンの通信速度実測調査をした。下り通信速度は、KDDIが166.5Mbps、NTTドコモが164.8Mbps、ソフトバンクが153.1Mbps、楽天モバイルが33.8Mbpsと続き、楽天モバイルが他3社から大きく離される結果となった。

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 ICT総研は2月7日、全国60地点でのスマートフォンの通信速度実測調査の結果を発表した。下り通信速度の平均は、KDDIが166.5Mbps、NTTドコモが164.8Mbps、ソフトバンクが153.1Mbps、楽天モバイルが33.8Mbpsとなり、楽天モバイルが他3社から大きく離される結果となった。


全国60地点でのスマートフォンの平均通信速度

 上り通信速度は、ソフトバンクが24.6Mbps、KDDIが24.4Mbps、NTTドコモが18.7Mbps、楽天モバイルが18.5Mbpsであった。下り通信速度と異なり、キャリアごとに大きな差はなかった。

 ICT総研は「2011年の調査では、平均の下り通信速度は0.9Mbpsだった」とした上で、今回の調査結果について「2011年時と比べて144倍の速度」とモバイル通信環境が改善されていることを示した。


下り通信速度の推移

5Gの受信地点数もKDDIがトップに

 調査地点のうち、5Gを受信できた地点数の比率は、KDDIが66.7%でトップに。ソフトバンクが51.7%、NTTドコモが48.3%、楽天モバイルが8.3%と続いた。


全国60地点での5G受信比率

 ICT総研は「KDDIは4Gで利用している周波数を5Gに転用する戦略があるため、5Gエリアカバーの点で有利」と指摘。楽天モバイルの5G受信地点比率は8.3%と3社に比べて低いが、2021年5月の調査時は0.0%だったことから、これに比べると改善されているという。

 全ての調査地点で、4キャリア全てで4Gまたは5Gを受信できており、3Gのみ受信できた地点や圏外だった地点は1地点もないとしている。

 この調査では、通信速度測定サイト「インターネット速度テスト」(Google)を使い、1地点当たりの下りと上りの速度を3回ずつ測定した。測定端末は各社のiPhone 13、測定地点は全国6都市(札幌市、仙台市、東京23区、大阪市、福岡市、那覇市)の鉄道駅ホームや鉄道移動中の駅間、公共施設、商業施設など各都市10地点ずつ、計60地点。調査実施日は、2022年1月4日〜1月18日。

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