ピーター・ティール氏、Meta(旧Facebook)の取締役を退任へ
Meta(旧Facebook)の取締役、ピーター・ティール氏が退任する。同氏は2005年から取締役を務めてきた。これでMetaの取締役会は9人編成になる。
米Meta(旧Facebook)は2月7日(現地時間)、2005年から同社の取締役を務めてきた著名投資家、ピーター・ティール氏が年次株主総会で取締役を退任すると発表した。同社の年次株主総会は例年、5月下旬の開催だ。
米The New York Timesによると、ティール氏は11月の米中間選挙のためにより多くの時間を費やそうとしているという。中間選挙には、ティール氏と企業投資で協力した投資会社Naryaのパートナー、D.C. ヴァンス氏と、ティール氏の投資会社Thiel CapitalでCOO(最高執行責任者)を務めるブレイク・マスターズ氏が、いずれも共和党で出馬する予定だ。
ティール氏は2016年、共和党大会で登壇している。
ティール氏は発表文で「現代の偉大な起業家の1人、マーク・ザッカーバーグ氏と共に働けたのは光栄だった。彼の知性、パワー、誠実さは素晴らしい。その才能はMetaを新たな時代に導くだろう」と語った。
ティール氏が抜けると、Metaの取締役会はマーク・ザッカーバーグCEO、シェリル・サンドバーグCOO、WilmerHaleのロバート・キミット弁護士、PayPalのペギー・アルフォード氏、マーク・アンドリーセン氏、Dropboxのドリュー・ヒューストンCEO、元McKinsey&Companyのナンシー・キルファー氏、Estee Lauderのトレーシー・トラヴィスCFO、DoorDashのトニー・フーCEOの9人になる。
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