オンラインフィットネスのPeloton、経営不振でCEO交代 2800人リストラ

コロナ禍で急成長した後成長が鈍化しているオンラインフィットネスのPeleton Interactiveが共同創業者のCEO辞任を発表した。後任はSpotifyやNetflixでのCFO経験を持つ。

[ITmedia]

　米オンラインフィットネス大手のPeloton Interactiveは2月8日（現地時間）、共同創業者のジョン・フォリーCEOが辞任し、会長に就くと発表した。また、コスト削減の一環として、2800人のリストラも発表した。

　2012年創業の同社は、専用のエアロバイクやトレッドミルとサブスクサービスを組み合わせたフィットネスプログラムを提供し、コロナ禍で急成長したが、ワクチン接種の普及などで成長が鈍化していた。これを受け、同社の株式の5％未満を保有する物言う株主のBlackwells CapitalがCEO退任と企業売却を求めていた。

Pelotonは自宅でできるサブスク制フィットネスプログラムで急成長した

　フォリー氏の後任には、スウェーデンSpotifyや米NetflixのCFO（最高財務責任者）を歴任したバリー・マッカーシー氏が指名された。

　CEO交代の発表後の2022年第2四半期（2021年10〜12月）の業績発表は、売上高は前年同期比6％増の11億3000万ドルだったが4億3940万ドル（1株当たり1ドル39セント）の純損失だった。前年同期は6360万ドルの純利益だった。