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トヨタの超小型2人乗りEV「C+Pod」でさいたま〜東京を往復してみた 「FOMM ONE」とどう違う?デジタルネイティブのためのユーザー体験(モビリティ編)(4/5 ページ)

モビリティーシェアリングサービスを使い、話題の超小型EVに乗ってみた。

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収納スペースにはどれだけ入る?

 リアの収納スペースは最小限だが、2人分の手荷物とちょっとした買い物なら収納できる。高速道路の走行もできて4人乗車が可能なFOMM ONEとは異なり、C+Podは乗車定員2人で最高速度は時速60kmまでに制限されている。このため首都高速道路や外環自動車道などの自動車専用道路は走行できない。物理的にも時速60kmを超えるとスピードリミッターが動作する。

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リアのハッチゲートを開くとコンパクトなカーゴスペースが現れる。ゴルフバッグは無理そうだが、高さ80cm程度の鉢植え植物なら載せられそうだ
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リアガラスには時速60km制限のステッカーが貼られており、軽自動車規格の黄色ナンバーであっても高速道路を走行することは禁じられている

 今回は操作系のユーザーインタフェースと走行感覚を確かめるため、C+Podでさいたま新都心〜赤羽間を一般道路で往復してみた。

 この日の走行距離は寄り道を含めて50km程度。バッテリー残量は100%で出発し、ステーションに戻った時のバッテリー残量は50%強。当初エアコンをオンにして暖房を効かせていたのだが、バッテリー残量の減りが早いために途中でエアコンはオフにして、ドライバーシートのヒーターのみオンにして走行した。比較的信号の多い市街地走行でも、50〜60km程度の走行距離でエアコンオフならば、バッテリー残量はかなり余裕がある計算になる。

 ドライブしてみた印象は、運転操作についてはヤリスやビッツと同じ感覚の延長線上にあり、FOMM ONEのような乗り始めの緊張感はない。パーキングブレーキもフットレストの上にある足踏み式なので、トヨタ車のユーザーならすぐ馴染めるだろう。

 ただし、乗り心地についてはコンパクトカーや4人乗りの軽自動車とはかなり異なる。動画をご覧になって気が付かれたかもしれないが、路面からの突き上げは強い。ショックは車体が少し振られた後に収まる。路面の凹凸が多い場所では少し注意が必要だ。

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