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初代ハンディカムは録画専用だったって知ってる? ホームムービー第1世代がオーディエンス側になって思うこと:CloseBox(1/5 ページ)
家庭用ビデオカメラ市場が縮小しつつある今、その市場の立ち上がりから終わるまで、さまざまなビデオカメラを使ってきた筆者が昔語りをします。
1980年代、ホームビデオムービーが花開いた。僕はその第1世代といっていいだろう。
大学を卒業するくらいにVHSビデオデッキが普及を始め、1986年の結婚式では義父がVHSムービーカメラをレンタルして撮ってくれた。おそらく松下電器の「マックロードムービー NVM1」だろう。
その2次会は自分たちでバンド演奏もした、なかなか豪華なものだったのだが、それは記録されていないので、自分たちの記憶と数枚の写真にしか残っていない。新郎新婦からプロミュージシャンによる演奏まで、今なら余さず保存していただろう。それをしていないのが、ほとんどの個人がビデオカメラを持っていない、この時代というものだ。
そのときのバンドメンバー2人が勤務していたメーカーがビデオカメラを作るのをやめた。
その1人からメールが届いた。「このあいだの記事、松尾さんでしょう。会社で回っていたリンクで見ました。またバンドやりたいですね」
その記事というのがこれ。
その後、小寺信良さんによる、ビデオカメラ市場を俯瞰する考察記事が出た。
こうしたビデオカメラ史にはあまり出てこない、個人的なムービーカメラ体験を語っておきたい。
歴代のビデオカメラで撮影したビデオクリップを1つにまとめてみた。
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