50年ぶりの「OM-1」は王道進化を遂げたOM-Dだった:荻窪圭のデジカメレビュープラス(1/4 ページ)
1972年の初代「OM-1」(当初はM-1)から50年という節目に登場した21世紀の「OM-1」。発表時にほんのちょっとだけ触る機会を得たのでそのリポートをお届けしたい。
オリンパスからデジタルイメージング部門が切り離され、OMデジタルソリューションズという新会社になって1年。とうとう新会社初のフラッグシップモデルが発表されたのである。
「OM SYSTEM OM-1」だ。
立場としては「E-M1 Mark III」の後継機になるわけだが、新会社としての第1弾であり、1972年に初代OM-1(当初はM-1)が登場してから50周年という節目に再び「OM-1」を復活させたのである。
まあ、1972年に発売されたのはOM-1じゃなくてM-1であり、OM-1に名前を変えたのはその翌年だったとか、ちょっとややこしいところはあるけど、それはまあいいや。
新ブランド「OM SYSTEM」のOM-1なのだけど、ボディにはまだ「OLYMPUS」と入ってるのもちょっとツッコミたくなるけどそれもまあいい。シリーズの継続ってことを考えるといきなりそこを変えちゃうのも難しかったろうし。
OM-1は基本性能をぐぐっと強化してきたフラッグシップ機
そんなOM-1をほんのちょっとだけ触る機会を得たので、そのリポートだ。
OM-1はマイクロフォーサーズマウントを採用したミラーレス一眼のフラッグシップ機だ。
基本デザインはE-M1 Mark IIIを継承しつつ、E-M1 Xの要素も取り入れ、ちょっと全体になだらかにした感じだ。
おでこにはOLYMPUSのロゴ、OM SYSTEMのロゴは右下に入っている。
グリップは深くなり、シャッターボタンの角度やダイヤルの位置が「E-M1 X」を継承する形となった。
細かい事だけど、左肩のボタンが凹型になったり、後ろ電子ダイヤルのデザインも変わったりもしてる。
サイズ感はE-M1 Mark IIIと変わらないが、グリップしやすくなり、レスポンスもよく快適に使えそうだ。
でも問題は中身だよね、ってことでその重要なポイントをまとめてみた。
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