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「戦時下の生活を体験するゲーム」の開発元、1週間の販売利益をウクライナ赤十字に寄付 「できる限りの支援を」
ポーランドのゲーム企業が、戦時下の生活をモチーフにしたシミュレーションゲームをから得た利益をウクライナ赤十字社に寄付すると発表。ロシアによるウクライナ侵攻が始まったことを受けての対応という。
ゲーム企業のポーランド11 bit Studioは2月24日(現地時間、以下同)、ロシアによるウクライナ侵攻が始まったことを受け、同社が販売する、戦時下の生活をモチーフにしたシミュレーションゲーム「This War of Mine」の利益をウクライナ赤十字社に寄付すると発表した。
22年2月24日から3月3日までの間に得た、ゲームの全バージョン(Nintendo Switch/PlayStation 4/Xbox One/iOS/Android/Windows/Mac)とダウンロードコンテンツの販売利益を寄付する。
「This War of Mineは戦争の影響を受けた民間人の苦悩と悲惨さを語る作品。しかし、意味のある行動がなければ言葉は空虚になる。戦争の犠牲者にできるかぎりの支援を尽くす」(11 bit Studio)
This War of Mineは2014年にリリース。架空の土地に住む一般市民として、敵軍の兵士が街をうろつく中、限られた資源を使って自分や身の回りの人の命を守るという内容。19年4月時点での売り上げ本数は累計450万本。
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