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ウクライナ大統領、ロシアと交渉することに合意とTelegramで報告
ウクライナのゼレンスキー大統領はTelegramで、ベラルーシでのロシアとの代表団会談に合意したと発表した。大統領の公式Webサイトは現在アクセス不能だ。代表会談は現地の28日午前中に行われる見込み。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は2月27日午後4時ごろ(現地時間)、メッセージングサービス「Telegram」の公式アカウントで「ウクライナの代表団がベラルーシとの国境で、前提条件なしにロシアの代表団と合うことに同意した」と投稿した。
同氏はこの投稿の約2時間前、「(ベラルーシの)アレクサンドル・ルカシェンコ大統領と話し合った」と投稿している。
ルカシェンコ氏はこの会話で、ウクライナ代表団が会談し帰国するまでの間、領土内の戦闘機やミサイルを地上にとどめると約束したとゼレンスキー氏は語った。
本稿執筆現在、ゼレンスキー大統領の公式Webサイトはアクセスできなくなっている。
ロシアの国営通信社RIAノーボスチは同日、この会談は28日午前中(現地時間)にベラルーシのホメリで行われると報じた。ロシア側の代表団は大統領補佐官のウラジミール・メジンスキー氏他、外務副大臣など4、5人になる見込み。
【修正:2022年2月28日午前10時45分 記事タイトルを「交渉に合意」から「交渉することに合意」と修正しました】
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