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Spotify、「COVID-19情報」へのリンク表示をロールアウト
Spotifyが1月末に約束した新型コロナ関連のPodcastエピソードへのラベル追加が3月28日ごろから確認できるようになった。ジョン・ローガン氏のアンチワクチンエピソードに反対するニール・ヤングなどによるボイコットで話題になった問題への対策だ。
スウェーデンSpotifyが1月末に約束していた新型コロナ関連コンテンツへのアドバイザリー誘導ラベルがようやく表示されるようになった。米CNBCによると、米国時間の3月28日から表示されているという。
この取り組みは、Spotifyと独占契約している人気Podcaster、ジョン・ローガン氏が複数のエピソードで新型コロナワクチンは危険だと主張するゲストとの対談を公開したことが問題になったのを受けたもの。多数の識者が公開書簡で懸念を表明した他、ニール・ヤングやジョニ・ミッチェルがSpotifyから楽曲を引き上げると宣言した。
アドバイザリーハブ自体は1月30日の時点で公開されていたが、リンクの青いラベルはなかなか表示されなかった。SpotifyはCNBCに対し、2月2日からロールアウトしていると語ったが、CNBCは確認できたのは3月28日だったとしている。
Spotifyによると、140万件以上のPodcastのエピソードにラベルを表示しているという。
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