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Appleカーもあります シリコンバレーの公道を走り抜けるセルフドライビングカーを激写してきたシリコンバレーから見た風景(2/3 ページ)

シリコンバレーは自動運転の技術開発に最適な場所。その証拠に、さまざまな自動運転車が走っています。筆者が遭遇したセルフドライビングカーを紹介しましょう。

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中国でも話題のPony.ai

 Pony.aiはシリコンバレーのフリーモントと中国の広州に拠点を持つベンチャー企業で、GoogleとBaiduで働いた経験を持つ2人のエンジニアにより2016年に設立されました。北京でもドライバーレスのロボットタクシーの実験を行っていて、自動運転の先端をいくアメリカと中国の両方での技術開発を行っている会社の1つです。トヨタ自動車とは2019年8月に提携していて、2020年2月には4億ドルもの出資を受けたことがニュースになりました。

 フリーモントには2021年に新しい日系スーパーがオープンしたので、最近食料品を買いに出かけることが増えたのですが、そのスーパー周辺で見掛けることがあります。今回もその辺りまで出向いてみたところ、複数台のテスト車両が走行していました。

 ちなみに車両はヒョンデ(Hyundai)のKONAで、車体に書かれたPony.aiの社名が存在感をアピールしてます。この辺りはテスラのフリーモント工場のすぐそばで、まさにテスラのお膝元。ここでテスト車両を走らせると注目が集まります。

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フリーモントで見かけたPony.ai。筆者撮影

トヨタ系のLevel5

 Level5はライドシェアサービスを提供するLyftの自動運転技術の開発部門としてスタートしました。2021年にトヨタ自動車の研究開発を行う子会社Woven Planet(旧Toyota Research Institue - Advanced Development)に買収されています。

 今回見た車両はクライスラーのパシフィカでした。日本では聞きなれない車種かもしれませんが、プラグインハイブリッドのモデルがあるミニバンということで人気があり、Waymoなどの他の会社でもテスト車両としても使用されています。

 車体に会社名が書かれているかまで確認はできなかったのですが、Level5のWebサイトの写真と比較すると車種も屋根に搭載されたセンサーシステムの形状も同じなので間違いないでしょう。

 パロアルトのページミルという道路で信号待ちしているところを見つけました。

 後で調べてみるとここはLevel5のオフィスからすぐの場所だったようです。ちなみにこのページミル周辺には、テスラの本社キャンパスがあったり、最近話題の電気ピックアップトラックのRivian、フォードやフォルクスワーゲンが出資している自動運転ベンチャーのArgo.aiなどもシリコンバレーの拠点を構えていて、まさに自動車系テック企業が集まっている最先端の場所です。ページミルといえば、Adobe PageMillというHTMLエディタがかつてありました。

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ページミルで信号待ちをするLevel5。筆者撮影

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