動画も写真も失敗しない、モジュール式“デジカメ”としても魅力を醸し出す「Insta360 ONE RS」(2/2 ページ)
Insta360からモジュール式アクションカムの新製品「Insta360 ONE RS」が登場。アクションカムとしての実力に注目が集まりますが、静止画の撮影でも強い性能を発揮。スマートフォンと一緒に持ち歩きたい“デジカメ”として仕上がっています。
圧倒的な手ブレ補正力で見やすい動画が撮れる
超広角動画をTikTokやYouTubeにポストするために、アクションカムを買う方も多くなってきましたが、この点においてもInsta360 ONE RSはスキルを発揮してくれます。手ブレの少なさが、数あるアクションカムのなかでもトップクラスなのです。
自撮りをしながら無造作に後ろ向きで歩いているときも、水平がバッチリと決まった状態になる。手ブレも回転ブレも極めて高いレベルで補正されているので、見栄えのいい動画がカンタンに撮れます。
しかもアプリやPCを使ったポストプロダクション作業は不要です。Insta360 ONE RSの本体内で補正をしてくれるから余計な手間がかかりません。
全天球カメラで新しい表現にもチャレンジしたくなる
スマホでは、いくら頑張っても撮影できない写真・動画が撮影できる360度レンズ。写真撮影時の解像度は6080x3040ピクセルで、アプリ上で自由に画角を変えることができます。自撮り棒を使うことで奥まった場所での撮影もカンタンです。
動画撮影においても、長い自撮り棒を用いてドローンで撮影したような動画とすることが可能ですし、動き回りながらでも特定の被写体を捉え続ける構図を維持するのもカンタン。5.7Kと解像度に余裕があるから、デジタルズームを使っても映像は美しいままです。
手ブレ知らずで構図も外さないから撮影=成功になる
手ブレがほとんど目立たないし、構図を後から決められる。アクションカムの中ではマイクの音質も明らかに高くなり、風切り音すら消せるキャンセリング機能を手に入れました。
スマホだけだと諦めてしまいがちな動画や写真が撮りやすいし、なんなら失敗しないと思えるほどの編集の余地もあります。
望遠だけは苦手なんですけどね。でもスマホで撮れなかった、撮りにくかったコンテンツを撮るのに、この春、本気でお勧めしたい“デジカメ”であることには違いありません。
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