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ZOZO、「ARメイク」提供 台湾企業の技術を導入
ZOZOは5日、スマートフォンの画面でアイシャドウやリップなどの化粧品をバーチャルに試せる「ARメイク」の提供を始めた。
ファッション通販サイト 「ZOZOTOWN」を運営するZOZO(千葉県千葉市)は4月5日、AR技術を使ってスマートフォンの画面でアイシャドウやリップを試せる「ARメイク」の提供を始めた。
台湾に本社を置くパーフェクト(東京都港区)の技術を採用。コスメ専門モール「ZOZOCOSME」で扱う21ブランド、677種類のアイシャドウとリップに対応した。対応アイテムは今後も拡充する。
利用者は「ZOZOTOWNアプリ」(iOS、Android)の商品ページにあるボタンからARメイクを起動。インカメラで撮影した自分の顔がメイク後のイメージに変わる。
色の切り替えや濃淡調整、メイクのオン/オフも可能。ZOZOは「実際に化粧したときの色味が分かりやすい。まるで鏡を見ながら商品を試すような感覚」としている。
パーフェクトはARビューティアプリをうたう「YouCam メイク」などを開発した企業で、ディープラーニングを活用したフェイストラッキング技術などの特許を取得している。これまでにリリースしたアプリは全世界で累計9億ダウンロードを超えた。
ZOZOは2018年に注目を集めた採寸用スーツ「ZOZOSUIT」を始め、足のサイズを測る「ZOZOSHOES」などEC向け計測技術の提供に力を入れている。2021年に開始したZOZOCOSMEでも肌の色を診断してマッチしたコスメをレコメンドする「ZOZOGLASS」を提供している。
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