ニュース
人気すぎてサーバ増強じゃ間に合わない 「プロセカ」、データ処理法を全体見直しへ 運用でもカバー
セガは、ゲーム「プロジェクトセカイ」について、今後数カ月かけてサーバロジックとデータ処理方法の全体的な見直しを図る。想定を大きく上回るプレイヤーの増加に対応する。
セガは4月6日、スマートフォン向けゲームアプリ「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」(iOS/Android)について、今後数カ月かけてサーバロジックとデータ処理方法の全体的な見直しを図ると発表した。想定を大きく上回るプレイヤーの増加に対応する。
プロジェクトセカイは2020年9月リリースの音楽ゲーム。21年9月に1周年を迎えるまでは、イベント開催時などプレイヤーのアクセスが集中しやすい時間には、アクセス量を事前予測してサーバを増強するなど障害対策をしてきた。
しかし、1周年以降はゲームへのアクセス数が急増。22年1〜2月には1周年時の1.5倍、3月には2倍を超えるまでに増加した。運営チームの想定を大きく超えるアクセス増で、それまでは発生しなかった接続障害も増加。できる限りのサーバ強化を施して1.5周年を迎えたが、通信障害は防げなかったという。
運営チームは障害の多発を根本的に解決するため、サーバロジックやデータ処理方法を全体的に改善することを決定した。改善作業には数カ月かかるという。その間はアクセスの集中するイベントとコンテンツ更新のタイミングを数時間ずらすなど、運用面での障害対策も実施する。
「この(接続障害問題の)解決にはお時間がかかってしまうことから、一度皆さまに説明しなければならないと考え、本メッセージの掲載に至っております」(プロジェクトセカイ運営チーム)
関連記事
- スマホゲー「プロセカ」、マナーガイドラインを発表 「まるで道徳の授業」「公式がこれを出すとは」など反響
セガは、スマートフォン向けゲームアプリ「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」(iOS/Android)のマナーガイドラインを発表した。ユーザーからは「公式がこれ出すって…」や「まるで道徳の授業」などの反応が見られた。 - 初音ミクのスマホゲーム「プロジェクトセカイ」、公開初日にAppleのサービス障害とアクセス集中で混乱
セガが、初音ミクの新作スマホゲーム「プロジェクトセカイ」を公開したが、同日朝に発生した米Appleでの障害やアクセス集中などの影響でサービス開始に遅れが出た。 - アクセス数が読めないサービス、提供基盤はどう選ぶ? ワクチン予約システムを手掛けた地方SIerの判断
地方自治体向けにITサービスを提供する四国情報管理センター。これまではオンプレ基盤でサービスを開発していたが、21年3月にリリースしたワクチン予約システムの提供基盤にはAWSを採用した。同社がAWSを活用しようと考えた背景とは。 - 行政向けネットワーク「LGWAN」で全国的な通信障害 自治体メール、証明書コンビニ交付サービスなどに影響【一部復旧】
「LGWAN」で全国的な通信障害が発生している。地方公共団体が利用するメールシステムや、コンビニでの証明書交付サービスなどに影響があり、地方公共団体情報システム機構が復旧を急いでいる。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.