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ドコモの5G活用クラウド基盤、東北など5カ所に拠点増設 サービス名も変更へ
NTTドコモが、5Gネットワークを活用したクラウド基盤「ドコモオープンイノベーションクラウド」の拠点を増やす。6月末までに東北、北陸エリアなど5カ所に新拠点を設ける。7月にはサービス名も「docomo MEC」(ドコモメック)に変更する。
NTTドコモは4月12日、同社の5Gネットワークを活用したクラウド基盤「ドコモオープンイノベーションクラウド」の拠点を増やすと発表した。従来の東京、神奈川エリアなど4カ所に加え、6月末までに東北、北陸エリアなど5カ所に新拠点を設ける。
ドコモオープンイノベーションクラウドは、各拠点のサーバに構築した仮想マシン環境などを、5Gネットワーク経由で提供するサービス。近い拠点を選ぶことで、より低遅延にサービスを利用できる点が特徴。競技場などでのマルチアングル映像配信や、製造・建設現場における重機の遠隔操作など、遅延を少なく抑えることが必要な用途で使われているという。
新拠点は東北、北陸に加え、中国、四国、東海エリアに設ける。この5拠点では、これまでのサービスに加えてGPUサーバなども利用できる。中国拠点については4月12日に利用申し込みの受付をスタート。他4カ所も順次開始する。
拠点増設に伴い、7月1日にはサービス名も「docomo MEC」(ドコモメック)に変更する。MECは「Multi-access Edge Computing」の略で、サーバを端末などの近くに分散配置することで、通信の遅延を解消する技術を指す。
「拠点を増やしたことで、よりMECを活用できるサービスになった。サービス名にもMECを入れ、ユーザーが理解しやすくする」(ドコモ)
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