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IIJ、データセンター増設 需要拡大で既存スぺースが満床に
インターネットイニシアティブがデータセンターを増設する。スペースを貸し出すサービスの利用が増えており、2023年3月までに既存のスペースが満床になる見込みであることから、設備を拡張する。
インターネットイニシアティブ(IIJ)は2月4日、同社のIaaSなどを運用しているデータセンター「白井データセンターキャンパス」(千葉県白井市、以下白井DCC)を増設すると発表した。IaaSやデータセンターのスペースを貸し出す「コロケーションサービス」などの利用が増えており、2023年3月までに既存のスペースが満床になる見込みであることから、設備を拡張する。
敷地面積約8000平方メートルの2期棟を新設する。ラック数は1100程度(1期棟は約700ラック)。22年5月に着工し、23年4月から運用する予定。
1期棟と同様、地上を走るロボットやドローンを使っての巡回など、同社による実証実験の場としても活用する。カーボンニュートラルの実現を目指し、太陽光発電設備の併設も検討するという。
白井DCCは、クラウドサービスやIoTの本格普及を見据えてIIJが2018年2月に着工したデータセンター。19年5月に1期棟を稼働開始。全体の敷地面積は約4万平方メートルで、最大まで敷地を利用した際の収容ラック数は6000ラック。
【訂正:2022年2月4日午後10時45分 当初「2022年3月までに」としておりましたが、正しくは「2023年3月までに」でしたので本文を修正しました。】
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