ポケモンGOの米Nianticが新たなARゲーム「ペリドット」公開 バーチャルペットを育てて繁殖
米Nianticは14日、最新のAR技術を投入したスマートフォン向けの位置情報ゲーム「Peridot」(ペリドット)を発表した。今後、数週間かけて技術検証を行う。
「Pokemon GO」などを運営する米Nianticは4月14日、最新のAR技術を投入したスマートフォン向けの位置情報ゲーム「Peridot」(ペリドット)を発表した。今後、数週間かけて技術検証を行う予定で、日本でのリリース時期は未定としている。
数千年の眠りから覚めたペリドット(愛称:ドット)と呼ばれる生き物を絶滅の危機から救うため、育てて繁殖させる完全オリジナルの新作ゲーム。ペリドットは「散歩に行きたい」「関心のある場所を訪問したい」などとユーザーにねだり、クエストのように望みを叶えることで育成する。
大人になったペリドットは、「生息地」(Habitat)と呼ばれる場所に「巣」(nest)を作って繁殖する。生息地はポケモンGOの「ポケストップ」や「ジム」になっている場所で、巣の特徴によって子供の外観などが決まるという。例えばチーター柄の巣ではチーター柄の子供が生まれる。
これまでとは一線を画すAR技術
AR機能は従来のゲームと一線を画す。画面内の建物や木を障害物として認識し、ペリドットはそれを避けて移動できる。地表も芝生やぬかるみなど違いを区別し、ペリドットが動いたときのエフェクトなどが変化する。
米Nianticの開発担当者は「ゲームとしてのペリドットは、Lightship ARDK(NianticのAR開発者向けプラットフォーム)をフル活用した最先端AR技術の実証でもある。将来的にはペリドットが障害物に隠れるような機能も追加し、かくれんぼなどの遊びができるようにしたい」と話している。
スマートフォンの推奨端末は「iPhone 8以上、Android端末はチップセットにもよるが、過去2年以内に発売されたものならプレイできる」という。
その他の詳しいプレイ内容は明かしていないが、課金要素はペリドットの育成期間を短縮するアイテムなどになる見込み。「ペリドットは通常3日から5日で育つが、アイテムを使って短縮できる。がんばれば1日で複数のペリドットを育てることもできる」としている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
ログイン戦争、鶏いじめ、投身RTA 平和な楽園「ハトバース」に異変か
「真に平等な世界」「いじめも格差も存在しません」──理想郷のようにみえたメタバース「ハトバース」だったが、鳩の急増により異変が起き始めたようだ。
2分で飽きると話題のメタバース「ハトバース」にAndroid版 家も建った
ファクトリー10日、鳩のメタバース「ハトバース」のAndroid版の配信を始めた。ダウンロードは無料。
ポケモンGOで新しい形の企業コラボイベント始まる 「スシロー」行ってみた
「Pokemon GO パートナーリサーチ」が始まりました。7日に参加券の配布を始めた「スシロー」に行ってきたので、気が付いたことをリポートします。
累計出荷1200万本の「死にゲー」の魅力とは? 「エルデンリング」から離れられないマンガ家が思うこと
2月の発売以来、高い人気を誇るアクションRPG「ELDEN RING」「死にゲー」と呼ばれるほど難易度が高いにも関わらず、なぜこれほど売れているのでしょうか?
日本のインフラを守る位置情報ゲーム「鉄とコンクリートの守り人」、iOSアプリに
NPO法人のWEFは、iOS向け位置情報ゲーム「鉄とコンクリートの守り人」の配信を始めた。街中に点在するマンホールのふたをプレイヤー(=守り人)が力を合わせて撮影し、全国地図の完成を目指す。





