アトラシアン製品群で“ページを正常表示できない不具合”発生 約400社に影響 メンテ中に操作ミス

「Confluence」などコラボレーションツールを販売するアトラシアンは4月12日、クラウド製品のメンテナンス時のミスにより、顧客企業約400社でページが正常に表示できない問題が発生していると明らかにした。

[ITmedia]

　コラボレーションツールを提供するアトラシアンは4月12日、クラウド製品のメンテナンス時に発生したミスにより、顧客企業約400社でページを正常に表示できない問題が発生していると明らかにした。

「Jira Software」のステータス（4月14日午前10時30分に確認）

　クラウド製品の定期メンテナンスの際、スクリプトの不具合と社内の連携ミスにより、不要になった古いアプリケーションを削除するはずが、同アプリケーションを利用しているサイトのデータ全体を削除してしまったのが原因という。

技術ブログではコミュニケーションミスとスクリプトの不具合により400社のサイトが不適切に削除されたと説明

　豪Atlassian本社によると影響を受けた顧客企業の45％で12日までに復旧が完了。障害により失われたデータも復元できているとしている。

　豪本社は「当社の製品は顧客企業にとってミッションクリティカルであり、サービス停止によってビジネスへ多大な影響を与える」として復旧を急いでいる。顧客企業からの問い合わせはサポート窓口で受け付けている。