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e-Tax接続障害、利用者増でシステムに過負荷 延長申請の期限は4月15日に
国税庁はe-Taxで発生していた接続障害について、アクセスの集中によりデータベースサーバでの処理に大きな負荷がかかったことが原因だったと明らかにした。
国税庁は3月18日、申告システム「e-Tax」で14日から発生していた接続障害について、アクセスの集中によりデータベースサーバでの処理に大きな負荷がかかったことが原因だったと明らかにした。
同庁によると、e-Taxでは14日から15日にかけて、ユーザーが確定申告などの手続きを行う際に、ログインやデータの送信に失敗する、国税庁からの通知メールが遅延するといった状態が断続的に発生していたという。
今回の確定申告ではe-Taxを使う人が多く、国税庁のデータベースサーバに申告データを格納する処理において、システムに大きな負荷がかかったことが原因としている。16日には申告件数が落ち着いたため稼働が安定した。今後については「利用者の皆さまへの影響が最小となる可能な限り早い時期に、その解決策を実施する」としている。
e-Taxの接続障害により期限までに確定申告をできなかった場合には、申告書の特記事項欄に「e-Taxの障害による申告・納付期限延長申請」と記載することで期限の延長手続きが可能。延長後の期限は4月15日。
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