ゲーム好きの漫画家が見い出した「ハトバース」と「デス・ストランディング」の共通点とは?:サダタローのゆるっと4コマ劇場
平和の象徴といわれる「鳩」に誰でもなれるメタバース「ハトバース」。「2分で飽きる」と話題になりましたが、実際にプレイしてみると悪くないと思いました。
平和の象徴といわれる「鳩」に誰でもなれるメタバース「ハトバース」。ついこの前までメタバースのことを貴重な金属か何か(編注:それはレアメタル)だと本気で思っていた私サダタローも妙なメタバースが登場したという噂を聞き、気になってプレイしてみました。
著者紹介:サダタロー
1998年にテレビ番組「トロイの木馬」出演をきっかけに漫画家デビュー。代表作は「ハダカ侍」(講談社、全6巻)、「ルパンチック」(双葉社、1巻)、「コミックくまモン」(朝日新聞出版、既刊7冊)など。現在、熊本日日新聞他で4コマ漫画「くまモン」を連載中。Pixivはsadataro、Twitterは@sadafrecce。
連載:サダタローのゆるっと4コマ劇場
漫画家のサダタローさんが、世界初の電脳編集者「リモたん」と一緒に話題のアレコレについてゆる〜く語る4コマまんが新連載。たぶん週末に掲載します。連載一覧はこちら。過去の連載はこちらからどうぞ。
当初は「2分で飽きる」と話題になったハトバースですが、その後大きな家が設置されたり、鶏が出現したりしていて意外と遊べるようになっていました。鶏の上で他の鳩と一緒に飛び跳ねてなんとなく交流した気分になってみたり、仮想世界の端から飛び降りて空の青さを堪能する人が出たりとプレイヤーはそれぞれにハトバースの世界を楽しむ方法を模索しているようです。
鳩同士でコミュニケーションをとる手段はジャンプしたときに発する「プルップゥ」のみ。でも、それも悪くないと思いました。以前「デス・ストランディング」をプレイしたときに感じた、ポジティブなコミュニケーションのみのマルチプレイに近い感覚かもしれません。そこには心の平穏がありました。
心がすさんだ時にちょっと触ってみたくなる平和な空間が魅力のハトバース。SNSや対人ゲームでコミュニケーションに疲れている人は一度遊んでみるのもいいかもしれません。たぶんすぐに飽きますけど。
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