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アレックス・ジョーンズ氏の極右サイトInfoWarsが破産保護申請
様々なフェイクニュースで知られるアレックス・ジョーンズ氏が畝井する極右サイトInfoWarsが米連邦破産法第11条の適用を申請した。同氏はサンディフック小学校の銃撃事件の犠牲者に提訴されており、近く巨額の賠償金を請求される可能性がある。
アレックス・ジョーンズ氏が運営する米極右WebサイトInfoWarsは4月17日(現地時間)、米テキサス州南部地区の破産裁判所に米連邦破産法第11条(チャプター11)の適用を申請した。米Reutersなどが報じた。
チャプター11が認められれば、すべての民事訴訟問題を保留し、企業が業務を継続しながら再生プランを作成できる。
ジョーンズ氏は、2012年のサンディフック小学校で起きた銃による虐殺事件が銃規制論者によって捏造されたデマだと主張し、犠牲者の親族などから複数の名誉毀損訴訟を起こされている。損害賠償はまだ決定されていないが、高額になるとみられる。
申請書類によると、InfoWarsの資産は5万ドル未満で、負債は100万〜1000万ドルという。
ジョーンズ氏はこの報道を受け、InfoWarsに「独占記事:破産申請に関するアレックス・ジョーンズの声明」という動画を掲載し、チャプター11の申請は破産ではないと語りつつ、「われわれは既に限界に達しており、バックアップ資産も費やしている」ので、InfoWarsへの寄付やオリジナルシャツやサプリメントの購入で支援して欲しいと訴えた。「放送を続けるには、あなたの助けが必要です」。
チャプター11が認められれば、InfoWarsは当面運営を継続できる。
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