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沖縄企業が“バーチャル首里城”公開 焼失した正殿もVRで観光
VRやバーチャルYouTuber事業を手掛ける「あしびかんぱにー」が、沖縄の観光地を再現したVR空間「バーチャルOKINAWA」で、首里城エリアを公開する。PCやスマートフォンがあればいつでも“バーチャル首里城”を観光できる。
VRやバーチャルYouTuber事業を手掛ける「あしびかんぱにー」(那覇市)は4月21日、沖縄の観光地を再現したVR空間「バーチャルOKINAWA」で、首里城エリアを26日に公開すると発表した。PCやスマートフォンがあればいつでも“バーチャル首里城”を観光できる。
バーチャルOKINAWAは同社がVRプラットフォーム「VRChat」で公開しているワールド。これまでに、国際通りや海辺を再現したエリアを公開してきたが、ここに、首里城を再現したエリアを追加する。
2019年10月に消失した「正殿」を見たり、沖縄民謡を聴きながら周囲を散策したりできる。公開後は城郭のライトアップや花火大会、エイサーイベントなどの開催を予定している。
首里城の再現プロジェクトは19年11月に発足。沖縄の文化や歴史、植物などの研究啓発や施設運営などを手掛ける沖縄美ら島財団(沖縄県国頭郡本部町)監修の下、3Dモデルの制作を進めていた。
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