「Twitter有料化」がトレンド入り イーロン・マスク氏の買収でTwitter民がつぶやく“期待と不安”
4月25日(現地時間)に、米Tesla CEOで起業家のイーロン・マスク氏がTwitterを買収すると発表して以来、Twitterが今後どうなるのかに注目が集まっている。
4月25日(現地時間)に、米Tesla CEOで起業家のイーロン・マスク氏がTwitterを買収することで正式合意したと発表されて以来、Twitterが今後どうなるのかに注目が集まっている。その影響を受けてか、一部の報道記事を引用する形で月額2ドルの課金をマスク氏が提案しているとするツイートが拡散。「Twitter有料化」や「月2ドル」がトレンド入りした。
こうした憶測から、「Twitterが有料化したら辞める」「ツイ廃(Twitterのヘビーユーザー)を辞めるチャンス」「一気に廃れそう」「mixiに戻る」などの他、「月300円ならまあ良いかな」「広告消えるなら全然払う」「有料になればTwitterの財政基盤が安定する」といった賛否の声が見られた。
Twitter有料化については、恐らくサブスクリプションサービス「Twitter Blue」を指していると思われる。同サービスは、2021年6月にカナダとオーストラリア、11月に米国で開始したもので、日本では未展開。毎月2.99ドルで投稿の取り消しやツイートのカテゴリ別ブックマーク、認証済みNFT画像のプロフィールへの適用といった追加機能が利用できる。一方で、ツイートの投稿や削除など、一般的な機能は引き続き無料。あくまでもオプション扱いだ。
マスク氏は、4月9日夜にTwitter Blueについて言及。現在の認証バッジとは別の何らかの認証バッジを付けるべきとした他、サブスク料金を地域ごとに下げたり、暗号資産で支払えるようにしたらどうかと提言している。なお、このツイートは現在削除されている。
期待と不安、「昔あった便利機能」の復活を望む声も
同氏はTwitterを「言論の自由を守る場」に作り変えようと提案しており、「私は自分を悪く言う批評家にもTwitterにとどまっていて欲しい。だってそれが言論の自由ということだから」とツイートしている。この他、投稿の削除・アカウントの凍結に対し慎重な姿勢を見せており、悪質なボットの排除、ツイート編集ボタンの実装、アルゴリズムのオープンソース化などにも力を入れるという。
Twitterを永久凍結された前米大統領のドナルド・トランプ氏は、「イーロン(マスク氏)がTwitterを改善してくれることを願う。彼はいい人だが、私はTruthにとどまるつもりだ」と語っている。
マスク氏の買収に対し、Twitterユーザーは「今の運営を改善してほしい」「突飛なことをやってくれそう」といった期待の声がある一方で、「何をしたいのかわからない」「(言論の自由が保証されることで)デマなどが増えそう」「イーロン・マスクが善き超人として振る舞っている間はともかく、悪しき神となったときに対応できる方法はあるのか」といった不安の声も見られた。
機能への要望なども多い。Twitterが封じたUserStreamの復活やAPI制限の撤廃、写真などサムネイルの範囲を指定する機能、いいねを勝手にタイムラインに流さないことなどを求める声もあった。こうした要望は叶えられるのだろうか。今後もマスク氏の動向が気になるところだ。
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