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SpaceX、衛星ネットサービス「Starlink」の利用可能地域マップを更新 ウクライナは「WAITLIST」に
イーロン・マスク氏率いるSpaceXは、衛星ネットサービス「Starlink」の利用可能地域マップを更新した。ウクライナは利用可能だがキットが不足している。マスク氏はロシアによるStarlinkへのサイバー攻撃が激しくなっているとツイートした。
イーロン・マスク氏率いる米宇宙企業SpaceXは5月12日(現地時間)、衛星インターネットサービス「Starlink」の世界での利用可能地域を示すマップを更新した。
利用できるのは、米とカナダのほぼ全域、メキシコ、チリ、ブラジルの一部、英国と欧州(北欧以外)のほぼ全域、オーストラリア南部とニュージーランドのほぼ全域など。
Starlinkは本来、既存のネットワークに接続できない地域に高速ブロードバンドネットワークを、低軌道衛星によって提供するのが目的だが、アフリカやアジアなどニーズの高そうな地域はまだ「COMING SOON」(保留中あるいは規制当局の承認待ち)になっている。ちなみに日本もこのカテゴリに含まれる。
同社は2月末、2月24日にロシアによる侵攻でネットワーク維持が困難になっているウクライナにStarlinkのアンテナを大量に提供したが、マップによると「エリアは現在定員に達している」の「WAITLIST」になっている。
SpaceXは少なくとも累計5000個のStarlinkのアンテナセットをウクライナに送っている。
マスク氏は10日、「Starlinkはこれまで、ロシアのサイバー攻撃やハッキングの試みに抵抗してきたが、ロシアは攻撃を強めている」とツイートした。
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