ニュース
「povo2.0」週末の申し込み数が2.5倍に 楽天モバイルの新プラン発表後に急増
KDDIは、オンライン専用プラン「povo2.0」の新規/MNP申し込み数が、5月14〜16日と前月の同じ週(4月16〜18日)を比較して、2.5倍に増えたと明かした。
KDDIは5月18日までに、オンライン専用プラン「povo2.0」の新規/MNP申し込み数が、先週末(5月14〜16日)と前月の同じ週(4月16〜18日)を比較して、2.5倍に増えたと明かした。
増加した要因について同社広報部は、「正確にこれという要因は当社としてもはっきり分からない」としつつ、「13日の午前中以降、明らかに増えた。たまたまかもしれないが、先週末の楽天モバイルの発表後と一致しているので、その影響があるかもしれない」と説明している。
携帯料金を巡っては、5月13日に楽天が新料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VII」を発表。最低利用料を月額0円から月額1078円に引き上げたことで、一部のユーザーから不満の声が上がり、仕組みは異なるものの基本料0円のpovo2.0が同日のTwitterトレンドに入るなど、移行先として注目が集まっていた。
その影響からかKDDIは14日、povo2.0への申し込みが集中し、本人確認に時間がかかっているとのアナウンスを公式サイトに掲載。その後、対応する人員を増やしたことで、5月16日以降は解消している。
関連記事
- 「月額0円」廃止 楽天モバイルを悩ませた“3つの誤算”
楽天モバイルが5月13日に発表した新料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VII」。現在の料金プランにある、月額0円で利用できる仕組みを廃止したことが波紋を呼んでいるようだ。そもそもなぜ楽天モバイルは月額0円という仕組みを導入し、なぜそれを廃止することとなったのだろうか。振り返ると見えてくるのは、楽天モバイルに相次いで降りかかった“誤算”の数々である。 - 「povo2.0」に申し込み殺到 「新規申し込みや楽天モバイルからの変更が増加中」
KDDIのオンライン専用プラン「povo2.0」に申し込みが集中し、本人確認に時間がかかっている。新規申し込みや楽天モバイルからの変更が増加しているためとしており、16日現在も状況は変わりないという。 - 「IIJmio」も申し込み殺到、本人確認や商品発送に遅れ 原因は「お察しいただければ」
インターネットイニシアティブ(IIJ)は、個人向けのMVNOサービス「IIJmio」に申し込みが集中し、本人確認手続きと商品発送に遅れが生じていると発表した。 - 「ぶっちゃけ、0円でずっと使われても困る」と三木谷社長 楽天モバイルは4000億円の赤字 有料化で改善へ
楽天グループの三木谷浩史社長が決算発表会で、同日に発表した楽天モバイルの0円プラン廃止について「0円でずっと使われても困っちゃう」と漏らした。今後はポイント還元を手厚くすることでグループ全体のサービス価値向上を狙う。 - “0円終了”楽天モバイルに反発の声 「裏切られた」「乗り換えようかな」 余波で「povo2.0」トレンド入り
楽天モバイルの新しい通信プラン「Rakuten UN-LIMIT VII」が波紋を呼んでいる。月1GBまでは0円で使えた従来の料金形態を取りやめた他、既存プランの加入者も新プランに自動移行することから「裏切られた気分」などと反発の声が出ている。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.