「EOS R」初のAPS-Cミラーレス「EOS R7」 約3250万画素 4K60p対応でLog撮影も
キヤノンは、「EOS Rシステム」初のAPS-Cモデル「EOS R7」を発表した。2022年6月下旬に発売予定。
キヤノンは5月24日、「EOS Rシステム」初のAPS-Cモデル「EOS R7」を発表した。2022年6月下旬に発売予定。税別価格はボディ単体で19万7780円、同時発表した18-150mmのズームレンズキットは24万6180円。同社はAPS-Cカメラ「EOS R10」も発表している。こちらは本体が12万8480円。
「EOS 7D Mark II」以来、久しぶりの「7」というナンバリングを持つAPS-Cのハイエンドモデル。高速読み出しに対応した約3250万画素のCMOSセンサーと、映像エンジン「DIGIC X」を採用。APS-Cセンサー搭載EOS機で史上最高の解像性能を実現したという。常用で最高ISO3万2000の高感度撮影に対応する。「デュアルピクセルCMOS II」により、高速AFを実現した。
ボディ内手ブレ補正を搭載。対応レンズを組み合わせると、最大8段の補正が可能という。また、手ブレ補正ユニットを生かして水平をキープする「自動水平補正」も搭載する。
連写性能は、AF/AE追従でメカシャッターが最高約15コマ/秒、電子シャッターは最高約30コマ/秒。シャッタースピードは前者が最高1/8000秒、後者が最高1/1万6000秒。電子シャッターは、「RAWバーストモード」としてRAW画像を最高約30コマ/秒で撮影可能。シャッターボタンを全押しした瞬間の約0.5秒前からのプリ撮影も可能だ。なお、電子シャッター時のストロボ撮影は不可。
クロップなしの4K60pの動画撮影機能も搭載。29.97/23.98fps時は、7Kのオーバーサンプリングプロセッシングから4Kを生成。解像感と色再現性に優れるという。記録はHDR PQ動画(10bit 4:2:2)に加え、Canon Log 3(10bit 4:2:2)に対応。色空間はBT.709/2020の他、Cinema Gamutも選択できる。
動画は最大6時間の連続撮影に対応。4Kタイムラプスや、4K映像からの静止画生成、1080p/120fpsのハイフレームレート撮影も可能だ。ボディ内手ブレ補正、レンズ内手ブレ補正に加え、動画用の電子手ブレ補正を協調動作させることで、手持ちでも安定した撮影ができるという。
ボディはマグネシウム合金製。防塵防滴構造を採用している。マルチコントローラーと一体化した新しいサブ電子ダイヤルを搭載。親指を大きく動かさずにEVFを覗いたまま操作可能としている。EVFは236万ドットのOLEDタイプ。液晶はバリアングルの162万ドット。UHS-II対応のデュアルSDカードスロットを採用する。バッテリーはEOS R5などで採用されている「LP-E6NH」で、USB Type-Cポートによる充電・給電も可能だ。
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