ニュース
王子製紙、コピー用紙などを15%以上値上げ 「原燃料価格や物流経費が急騰」
王子製紙がコピー用紙などを値上げする。7月1日の出荷分から、対象品目を現行価格から15%以上値上げするという。
王子製紙は5月25日、PPC用紙(コピー用紙)などの値上げを発表した。7月1日の出荷分から、対象品目を現行価格から15%以上値上げする。「欧州情勢もあり、原燃料価格や物流経費が急騰している。コストダウンに取り組んでいるが、自助努力だけでは再生産可能な収益の確保が困難な状況になり、価格修正せざるを得ないと判断した」(同社)
プリンタやファクシミリなどで使う「情報用紙」と、書籍などの印刷に向く「印刷用紙」が対象。情報用紙ではPPC用紙に加え、納品書などとして使われる「連続伝票」向けの「フォーム用紙」を値上げする。
印刷用紙では、雑誌や漫画などに使う「中下級紙」、文字の多い印刷物などに使う「上級紙」、カラー印刷に向く「塗工紙」、チラシなどに使う「微塗工紙」を値上げする。
関連記事
- 「ウチもペーパーレス化」の前に知りたいセキュリティの注意点 “現場にお任せ”がリスクにつながるワケ
電帳法の改正やSDGsの文脈でペーパーレス化が活発になっている。情報の保存方法を電子データに切り替えるに当たって企業が注意すべき点を、情報セキュリティ大学院大学の藤本正代教授に聞いた。 - 東急グループ、経費管理をペーパーレス化 年10万時間の業務削減目指す コンカーの経費精算クラウド導入
東急グループが経費管理の効率化に向け、コンカーのクラウドサービスを採用。一般社員による経費精算では年4万8000時間、管理職や出張手配なども行う経理部門では年5万2000時間の業務削減を目指す。 - 都庁も原則はんこレスに ペーパーレスやキャッシュレス化など「5つのレス」推進
東京都の小池百合子知事は、行政手続きの原則はんこレス化などを盛り込んだ都庁のDX(デジタルトランスフォーメーション)の方針を発表した。 - 「保育士はPC使えなくていい」「資料はFAXで送って」――業界の風潮に違和感 保育園が「Box」導入しペーパーレス化
千葉県内で10カ所の認可保育園を運営するハイフライヤーズは、各園の書類管理のためにクラウドストレージ「Box」を導入。社員に社用のiPhoneも貸し出し、電子化した書類をチェックしやすくしている。 - 日本郵便、約21万人分の顧客情報を紛失 “紙多すぎ”で扱いきれず
日本郵便が、郵便局で取り扱った投資信託取引と国債取引の取引内容を記録した「金融商品仲介補助簿」などを紛失した。合わせて約21万4000人分の顧客情報が記載されていたという。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.