Apple、最新iOS「iOS 16」を発表 Apple Payで後払いは米国のみ(4/4 ページ)
テキスト認識表示が日本語に対応し、動画の中のテキストも認識できるようになった。
ワークアウト記録がApple Watchなしでも可能に
すべてのiPhoneユーザーが、Apple Watchを持っていなくても、フィットネスアプリケーションを使ってフィットネスの目標を追跡し、達成できるようになった。
iPhoneユーザーは、フィットネスアプリケーションで毎日のムーブゴールを設定し、消費したアクティブカロリーがムーブリングを完成させるためにどの程度役立っているかを確認できる。
iPhoneのモーションセンサーは、歩数、移動距離、上った階数、他社製アプリケーションからのワークアウトを追跡することができ、それらをアクティブカロリーの推定消費量に換算して、ユーザーが毎日のムーブゴールを達成するのを手伝う。
また、ユーザーはモチベーションをさらに高めるために、ムーブリングを友達と共有することもできる。
ヘルスケアアプリケーションに「服薬」が加わり、ユーザーは服薬リストを便利に作成および管理したり、スケジュールとリマインダーを作成したり、薬、ビタミン、サプリメントの服用を記録できるようになる。
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米国では、ユーザーはiPhoneのカメラをラベルに向けるだけで、薬を追加したり、服用している薬の説明書を読んだり、服用している薬の間で重大な相互作用が起こる可能性がある場合に通知を受け取ったりすることができる。
さらに、ユーザーはヘルスケアアプリケーションから直接、自分の健康に関するデータを大切な人と共有したり、かかりつけの医療機関から健康に関する記録を取得してPDFを簡単に作成したりすることができる。
アクセシビリティのアップデートには、視覚に障がいのあるユーザーがiPhoneを使って目的地にたどり着く最後の数十センチまでナビゲーションができるようにするドアの検知機能と、身体機能に障がいのあるユーザーが音声コントロールやスイッチコントロールのような支援機能を利用している場合に、iPhoneからApple Watchを完全に操作できるようにするApple Watchミラーリングが含まれる。
また、ライブキャプションにより、聴覚に障がいのある方々が電話やFaceTimeで通話したり、ビデオ会議やソーシャルメディアのアプリケーションを使ったり、メディアコンテンツをストリーミングしたり、隣の人と会話したりする際に、より簡単に話の内容が追えるようになる。
Safariに、友達や家族とWebサイトのコレクションを共有するための共有タブグループが加わり、シームレスにタブを追加してほかの人が何を見ているのかを確認できるようになった。
パスキーによってSafariでのブラウズがさらに安全になる。パスキーは固有のデジタルキーで、使いやすく、より安全で、Webサーバには決して保存されず、デバイス上に保持されるので、データの漏えいでハッカーが盗んだり、ユーザーを騙して共有させたりすることはできない。
パスワードに代わるものとして設計されたパスキーは、生体認証にTouch IDまたはFace IDを使用し、iCloudキーチェーンを使ってエンドツーエンドの暗号化を行いながらiPhone、iPad、Mac、Apple TVの間で同期する。
パスキーはアプリケーションとWebの間でも機能し、ユーザーは他社製デバイスで開いているWebサイトやアプリケーションにiPhoneだけを使ってサインインできる。
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