「iPadOS 16」は仮想メモリと外部モニターをサポートし、iPadはMacBookに近づく(3/3 ページ)
iPadとMacの連携がさらに強化され、デスクトップクラスのアプリが動かせるようになった。あとはデベロッパーの対応次第。
デスクトップクラスのアプリケーション
デスクトップクラスのアプリケーションでは、システム全体で一貫した取り消しとやり直しの体験、再設計された検索と置換の体験、カスタマイズ可能なツールバー、ファイルアプリケーションでのファイルの拡張子の変更やフォルダのサイズの確認など、システムの要素や操作からMacで利用可能な新機能まで、iPadのディスプレイに最適化された新しい機能が実現する。
Apple Newsには「My Sports」が加わり、ユーザーは1つのアプリケーションの中で、好きなチーム、リーグ、選手をフォローしたり、地域や国内外の何百もの最高のスポーツメディアから厳選されパーソナライズされたストーリーを見たりすることができる。
メモを使うと、ユーザーは手書き文字を自動で整える機能によって、より綺麗な手書きメモを作成したり、自分のiCloudパスワードを使って個人用メモをロックしたり、クイックメモにスクリーンショットを追加したり、パワフルなスマートフォルダとフィルタ機能によって、これまで以上に整理することができる。
FaceTimeのHandoffにより、ユーザーは1台のAppleデバイスでFaceTime通話を開始した後、近くにある別のAppleデバイスにシームレスに引き継ぐことができる。別のデバイスに切り替える時は、接続されたBluetoothヘッドセットも同時に切り替えられるため、会話を聞き逃すことはない。
新しいアクセシビリティツールには、FaceTimeのライブキャプション7、周囲をより多彩に表現する新しい拡大鏡モード8、iPad上の入力フィールド、メニュー項目、ボタンのラベル、その他のテキストをさらに読みやすくする「ポイントしたテキストの拡大機能」、VoiceOverと「読み上げコンテンツ」の20以上のサポート対象言語の追加などが含まれる。
年内に、Game Centerにデザインが刷新されたダッシュボードが導入され、プレイヤーは友達がどのゲームをプレイしているか、さまざまなゲームでの友達の達成状況やハイスコアを1カ所で見れるようになる。また、SharePlayとの統合により、マルチプレイヤーゲームを友達とFaceTime通話で自動的に開始できるようになる。
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