コワーキングスペース付き賃貸マンション、三菱地所が展開 法人登記も可能に
三菱地所レジデンスはコワーキングスペースを併設した賃貸マンションを6月15日に竣工した。「職住一体型マンション」をうたい都内を中心にシリーズ展開する。
三菱地所レジデンスは、コワーキングスペースを併設した賃貸マンション「The Parkhabio SOHO 大手町」を6月15日に竣工した。「職住一体型マンション」をうたい都内を中心にシリーズ展開する。
1階のコワーキングスペースは2層吹き抜けの開放的な空間にデスクとオフィスチェアー、モニターを完備した。マンションの居住者は24時間無料で利用できる。
個人ブースやWeb会議用カメラなどを備える会議室も用意した(一部有料で外部にも開放)。電動リクライニングシートを備えたコクヨのソロワークブース「dop」もあり、リラックスした姿勢でも仕事ができるという。
三菱地所レジデンスは市場調査を通じて「自宅では家族の視線が気になる」「カフェでは打ち合わせできず、機密資料も開けない」といったテレワークの課題に着目。賃貸住宅にコワーキングスペースを設け、課題の解決と通勤時間ゼロの新しいワークスタイルを提案するという。
スタートアップを支援する試みも始める。起業から間もない会社の「オフィスと住宅の二重賃料」や「設備の初期投資」といった負担を軽減するため、コワーキングスペースを建築基準法上の事務所用途として法人登記を可能にした。
建物は鉄筋コンクリート造の13階建て。住戸はワンルーム、1DK、1LDKの計49戸がある。最寄り駅はJR「神田」駅(徒歩6分)。
三菱地所レジデンスは、都内を中心に今後3年間で5棟のThe Parkhabio SOHOシリーズを展開する計画。10月に「The Parkhabio SOHO 代々木公園」、23年4月には「The Parkhabio SOHO 祐天寺」を竣工する。
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